ログイン情報の削除

sambaサーバに、Windowsから複数のアカウントを使い分けてログインする方法のメモ。

sambaサーバに一度接続すると、「パスワードを記録する」チェックをつけなくても勝手にユーザ名とパスワードが記録されて、次回からは勝手にログインされてしまいます。
パスワードを訊かれないどころか、ユーザ名も訊かれないため、別アカウントに切り替えることができません。
再起動しても治らないのです。
うちは個人のPCなんですが、共有PCなんかでこうなると困りますね。セキュリティ的にも危ないですし。

で、Googleさんに訊いてみても、

  • smbクライアント(サービス)を再起動してみる
  • netコマンドでログイン資格を削除してみる
    具体的には
    net use \\ServerName /delete
    というコマンドを実行する

というのが出てきたのですが、どちらも自分の場合には当てはまりませんでした。

そんな中、見つけた対処法がこれ。
Windowsでキャッシュされたログオンを無効にする(暗号化ファイルシステムの運用に注意):Tech TIPS - @IT

どうやらWindowsドメインネットワークが落ちていても(オフラインでも)ログオンできるように資格情報をキャッシュしているようで、それが今回の問題の原因のようですね。
それを全くキャッシュしないようにするのが今回の対処方法。
上のサイトの記述の通り、「管理ツール」から設定を変更して対処できました。
自分はドメインネットワークなんて高度なものを使っていませんが、会社なんかで使っている人は、この方法で対処するのはよくないのでしょうね。記事の最後で注意書きしてありますね。

それから、もう1つ対処法を見つけました。
上の「資格情報」と同じかどうかわかりませんが、コントロールパネルのユーザアカウントのところにもそんな感じの設定項目があります。
XPだと、ユーザアカウントからどれかアカウントを選ぶと、左側の「関連した作業」のところに「ネットワークパスワードを管理する」っていうのがあって、そこから資格情報を操作できるみたいです。
Win7だと、コントロールパネルで「資格情報マネージャー」で検索すれば出てくるようです。
リストから選んで、特定の資格情報だけを削除できるようになっています。
ログインするたび毎回記録されるので、そのたびに消さなきゃならないですが。
あと、sambaにログインした直後ではここのリストにその資格情報が表示されませんでした。よくわかりませんけど、一度ログアウトした後じゃなきゃダメなのかな?
1つめの方法が使えない人はこちらで対処するしかないですね。

フィルタなんかでキャッシュするもの、しないものを設定できたら一番楽なのですけどね…。